バドミントンぷれいやーず ...to all the badminton players........ / 動画解説

2.タウフィック・ヒダヤット_サービスプッシュ・・・YOJ2007

 





 

 タウフィックのサービスプッシュです。

 2本目はどうでもいいので、1本目に注目しましょう。あの位置のシャトルに対してフォアで入るということは、ほとんど右方向のシャトルは無いと思っていいでしょう。タウフィックもそのつもりで打っているだろうし、リーチョンウェイも同様に画面左側を張っています。

 逆に考えると、この時点でタウフィックが勝負にいっていることがわかります。それだけサービスが甘く入ってしまった、もしくは、サーバーとのタイミングが合ってしまったのでしょう。この時点で既にタウフィックは有利に立てています。

 ここで慢心することなく、しっかりとラケットを立てて最後まで面を動かさずにしっかりと打ちにいきます。この為リーチョンウェイは最後までコースを読めません。といっても前後のどちらかなのですが、それでも面を保ちながら入っているので動きが取れません。

 その後は奥に流すだけのショットをしっかりとコースへ運び、その後リーは仕方なく反応するだけ。そんな体勢ではそこにしかシャトルは返せず、きっちりとタウフィックがバックでプッシュを決めています。

 簡単な1ラリーに見えますが、タウフィックの足の踏み込み、ラケットコントロール、それとバランスは、多くの選手に見てもらいたいですね。